

第107回例会およびARS2021研究発表会(オンライン開催)のご案内
ARS部会では、例年、チュートリアル例会を6月頃に、1泊2日のコンファレンスを秋に開催してまいりました。昨年度は、コロナ禍の影響で、チュートリアルは中止、コンファレンスは延期として、代わってオンライン研究発表会(ARS2020研究発表会)を開催いたしました。今年度は、下記の通り、チュートリアル例会と研究発表会を2日間にわたってオンラインにて開催いたします。
チュートリアル例会は、「アノード酸化のサイエンスの基礎」に主眼を置いた、これからアノード酸化を利用されようとする方およびアノード酸化を基礎から学びたいという方を対象とする講演会です。多数の参加をお待ちしております。
引き続いて、アノード酸化に関する最新研究の発表会(ARS2021研究発表会)を開催いたします。広く発表を募集するとともに、若手の優秀な発表には、「優秀発表賞」を授与いたします。奮って発表申込くださいますよう、ご案内申し上げます。
○第107回例会 ―2021年度チュートリアル:
アノード酸化の基礎―
○ARS2021研究発表会
【日時】令和3年12月7日(火)13:00~17:00 例会 ―チュートリアル―
令和3年12月8日(水)10:00~ 研究発表会
【会場】オンライン開催(zoom使用)
【主催】(一社)表面技術協会・金属のアノード酸化皮膜の機能化部会(ARS部会)
【協賛】(公社)日本金属学会、(公社)日本化学会、(一社)軽金属学会、(公社)応用物理学会、(公社)日本表面真空学会など(予定)
【研究発表会 発表申込】1) 氏名、2) 所属、3) 連絡先(e-mail, 電話番号)、4) 会員種別(ARS部会会員、学生、表協・協賛学協会会員、一般)※ARSに法人会員はございません。個人会員のみとなります、5) 発表題目、6) 優秀発表賞(32歳以下対象)申込の有無を明記の上、事務局にe-mailでお申し込みください。
【参加申込】上記の1)から4)を明記の上、事務局にe-mailでお申し込みください。
【参加費】ARS部会会員・学生:無料、表面技術協会会員・協賛学協会会員:3,000円、一般:5,000円 (両日参加・1日のみの参加のいずれも同額です。ぜひ2日間ご参加ください。振込先などは申込受付後に別途連絡いたします)
【発表申込締切】11月12日(金)
【発表要旨提出締切】11月26日(金)
【参加申込締切】11月26日(金)
【問合せ・申込先】ARS部会事務局: ars_officeアットマークeng.u-hyogo.ac.jp(アットマークを@に変換してください) 〒671-2280兵庫県姫路市書写2167兵庫県立大学姫路工学キャンパス3号館 Tel & Fax 079-267-4911
【プログラム】
12月7日(火) 第107回例会 ―2021年度チュートリアル:アノード酸化の基礎―
13:00 開会挨拶
13:10-13:50 アルミニウムのアノード酸化の基礎1 (北海道大学) 菊地竜也
14:00-14:40 アルミニウムのアノード酸化の基礎2 (北海道大学) 菊地竜也
15:00-15:50 チタンのアノード酸化の基礎 (大阪大学) 土谷博昭
16:00-16:50 アルミニウムのアノード酸化皮膜の着色の基礎 (奥野製薬工業㈱) 原 健二
16:50 閉会挨拶 閉会挨拶と研究発表会案内
12月8日(水) ARS2021研究発表会
10:00-16:30 口頭発表 (1件あたり ライブ発表10分、質疑応答5分)
(発表申込締切後にプログラム編成を行い、本HPに掲載する予定です)
17:00-18:30 交流会・表彰

第37回ARS三河コンファレンスの再延期について
第37回ARS三河コンファレンスを2021年秋に開催する予定で準備を進めておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大をふまえ、さらに1年延期して2022年秋に開催することといたしました。今後の予定につきましては、随時ホームページでご報告いたします。

第106回例会(オンライン)開催報告
7月2日に、Zoomを利用したweb会議方式で第106回例会が開催されました。本例会では主題を「アノード酸化を利用した抗菌機能に関する研究と関連技術」として、現在はもとより将来にわたって重要となる抗菌に関する4件の講演が行われました。基調講演では抗菌の評価方法を含む基礎知識から陽極酸化皮膜へのヨウ素の付与技術について、その後の講演では可視光応答型抗菌チタン表面の形成、抗菌性ポーラスアルミナ封孔剤、紫外線殺菌効果を高めるAl反射材の開発について非常に興味深い発表があり、短い時間の中で活発なディスカッションが行われました。
参加者:70名

ARS2020研究発表会(WEB)開催報告
11月13日に、Zoomを利用したweb会議方式でARS研究発表会が開催されました。例年はARSコンファレンス会場でポスター発表の方式で実施していますが、今年度のコンファレンスが延期となった中、web会議で実施しました。学生を中心に18件の発表があり、参加者は79名にのぼりました。例年のポスター発表では時間内に全ての発表を見るのは困難ですが、今回は1日かけて順番に発表したため、発表者・聴講者共に非常に有意義な発表会になったものと思われます。18件の発表の後にはweb上で学生交流会が行われ、活発な情報交換が行われた様です。
今回の発表会では、優秀講演として以下の3名が表彰されました。副賞として、黒田孝一記念賞が贈呈されました。
優秀講演賞・黒田孝一記念賞受賞者
・浅見玲那さん (都立大院都市環境) 「膜乳化プロセスによる単分散タンパク質微粒子の作製とサイズ制御」
・島津佑輔君 (兵庫県立大院工) 「金属援用エッチングにより作製した多孔質Siのレーザープラズマ分光への応用」
・前田有輝君 (京大院工) 「炭素空孔・ドーパント対形成が可能にするSiC陽極酸化」

第105回例会(東京ビッグサイト)開催報告
第105回例会、SURTECH2020 ARS部会講演が、東京ビッグサイトで開催されました。例年とは異なり、SURTECHが新設の南展示棟で行われましたので、同じく南展示棟2階の会議室での開催となりました。展示会場から離れていたこともあり、場所が分からず迷った方もありました。ご迷惑をかけましたことをお詫び申し上げます。例会では、通常の水溶液よりも水分解耐性が向上する濃厚水溶液を用いた黒色ポーラス金属アルミニウムの作製、太陽光水分解を目指したアノード酸化と熱処理によるナノ構造ヘマタイト被膜の作製、3Dプリンタによるマルチチャンネル液滴セルの作製とそれを用いた線状ポーラスアルミナ皮膜の複数同時形成に関する興味深い講演が行われました。興味深い新技術の紹介に、多数の質疑応答が交わされるなど、活発な会合となりました。
第105回ARS例会
ーSURTECH2020 表面技術要素展ー
【日時】2020年1月31日(金)10:30〜13:00
【会場】東京ビッグサイト(東京国際展示場) 南展示棟2階「南会議室A」( 〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1)
【依頼講演】
○濃厚水溶液を用いたアルミニウムの黒色電解エッチング (京都大学) 北田 敦
○アノード酸化α-Fe2O3皮膜の光電気化学水分解への応用と熱処理条件の影響 (JFEスチール(株)) 牧水 洋一
○3Dプリンタにより作製したマルチチャンネル液滴セルによる局部陽極酸化 (北海道大学) 坂入 正敏
参加者:50名





第104回例会(日本軽金属・理研軽金属工業)開催報告
2019年(令和元年)12月19日(木)、静岡県静岡市の理研軽金属工業(株)および日本軽金属(株)において第104回例会が開催されました。午前の工場見学の部では、理研軽金属工業の本社工場を見学し、アルミニウムの押出し、表面処理、加工、そして製品化までの一連の工程を勉強しました。次に、日本軽金属の蒲原工場に移動し、アルミニウムの鋳造工程を見学しました。午後からは、日本軽金属のグループ技術センターに場所を移し、日本軽金属の水嶋様および清水様から、色調に及ぼすアルミニウムの合金設計の影響、電解コンデンサ用電極箔の材料・表面設計に関する講演、首都大学東京の益田先生から高規則性ポーラスアルミナの作製と機能化、慶應義塾大学の清水先生から低加速FE-SEMを用いたアルミニウム表面分析の革新に関する講演が行われ、大変有意義な例会となりました。
第104回ARS例会
ーアルミニウムの機能化のための材料設計とアノード酸化処理ー
【日時】令和元年12月19日(木)10:00〜17:25
【工場見学会】理研軽金属工業(株)本社・工場(〒422-8530 静岡県静岡市駿河区曲金3-2-1)
日本軽金属(株)蒲原製造所(〒421-3201 静岡県静岡市清水区蒲原161)
【講演会】日本軽金属(株)グループ技術センター(〒421-3203 静岡県静岡市清水区蒲原1-34-1)
【依頼講演】
○アルミニウム合金設計とアルマイト色調 (日本軽金属(株)) 水嶋 一光
○電解コンデンサ用陽極箔の静電容量向上のための材料設計と表面処理条件の検討 (日本軽金属(株)) 清水 裕太
○アノード酸化ポーラスアルミナにおける幾何学構造制御と機能化 (首都大学東京) 益田 秀樹、柳下 崇、近藤 敏彰
○低加速・超高分解能FE-SEMの拓くAl表面技術の未来 (慶應義塾大学) 清水 健一
参加者数:73名







第36回ARS富山コンファレンス開催される
コンファレンスの閉会式において、優秀なポスター発表を行った3名の学生の皆さんに「優秀ポスター賞」が授与されました。おめでとうございます!




優秀ポスター賞受賞者
高野 辰幸 君(北大院総合化学):結晶性アノード酸化アルミナ皮膜中への電解質アニオンの取り込みについて
宮坂 亮佑 君(首都大都市環境):相転移を利用した陽極酸化ポーラスアルミナの細孔径評価
柳本 はるの さん(旭川高専):Al合金表面に形成したアノード酸化皮膜を利用した2層構造を有する耐食性表面層の開発
参加者数:52名

第103回例会(首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス)開催報告
2019年(令和元年)9月24日(火)、首都大学東京秋葉原サテライトキャンパスにおいて第103回例会が開催されました。本例会では主題を「プラズマ」として、材料合成や表面処理法の革新、プラズマ電解酸化皮膜の生成メカニズムと構造解析、医療材料への応用、表面分析への応用など、幅広いトピックの講演と活発なディスカッションが行われました。
第103回ARS例会
ープラズマを利用したアノード酸化とその関連技術ー
【日時】令和元年9月24日(火)13:00〜17:00
【会場】首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス(〒101-0021 東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル12階)
【依頼講演】
○ソリューションプラズマによる材料合成・表面処理 (名古屋大学) 齋藤 永宏
○プラズマ電解酸化"PEO"により成長する酸化皮膜の構造と成長メカニズム (工学院大学) 小野 幸子
○アノード酸化による医療用金属材料の生体機能化 (物質・材料研究機構) 堤 祐介
○アノード酸化により作製した複合酸化物皮膜の膜厚方向結晶構造解析 (近畿大学) 岩崎 光伸
○グロー放電発光分光分析装置の最新動向とアプリケーション ( ㈱堀場製作所) 西村 智椰
参加者数:40名






第102回例会(大阪産業技術研究所 森之宮センター)開催報告
2019年5月10日(金)、大阪産業技術研究所において第102回例会が開催されました。年1回のチュートリアル(基礎講座)として、アノード酸化の専門家による4件の講演が行われました。このチュートリアルは来年度以降も開催される予定ですので、アノード酸化を基礎から勉強したい方は、ぜひ来年度ご参加下さい。
第102回ARS例会
ー2019年度チュートリアル:アノード酸化の基礎ー
【会期】2019年5月10日(金)13:00〜17:30
【会場】(地独)大阪産業技術研究所 森之宮センター 大講堂 (〒536-8553 大阪市城東区森之宮1丁目6−50)
【依頼講演】
○アルミニウムのアノード酸化の基礎 (北海道大学) 菊地 竜也
○アルミニウムアノード酸化皮膜の着色の基礎 (奥野製薬工業) 原 健二
○マグネシウムのアノード酸化の基礎 (工学院大学) 小野 幸子
○チタンのアノード酸化の基礎 (大阪大学) 土谷 博昭
参加者数:61名

【ARS全般に関する問い合わせ先】
ARS事務局 e-mail:arsアットマークsfj.or.jp(アットマークを半角英数字@に変換して下さい)
【ホームページに関する問い合わせ先】
菊地竜也 e-mail:kikuアットマークeng.hokudai.ac.jp(アットマークを半角英数字@に変換して下さい)